中古車相場も人気が高い事、と元々新車での販売数が少ないため、高止まり傾向にあります。
スズキ(SUZUKI)ジムニーは1970年から販売している、軽四輪オフロード車です。
爆発的な売上があるわけではないですが、ジムニーの高い走破性と当時軽自動車唯一の存在はコアな
ファンによってその存在を支えられてきました。
初代ジムニーはLJ10という型式で発売され、今でも中古車市場では、20万円〜70万円で取引
されています。2代目のLJ20を経て3代目のSJ10からは550tに排気量はアップされまし
た。
1981年に11年ぶりにSJ30とフルモデルチェンジとなり、操作性などを向上させました。
このSJ30は、すでにスズキの軽自動車のほとんどは4ストロークエンジンに移行するなか、87年
まで2ストロークエンジンを搭載して発売されました。この2ストロークエンジン車を好きなマニアも
多く、このSJ30もジムニーの中古車の中ではまだ値段が高い相場になっています。
ジムニー2代目 第2期 JA71
スズキ・ジムニーはそれまでの2ストロークエンジンに代えて、初めて4サイクルターボエンジンが搭
載しました。550ccのターボエンジンと、5速マニュアルの組み合わせによって、静粛性と高速走行で
の余裕は高まりました。しかし低回転時のトルクが2サイクルエンジンに比べ不足し、ターボが効いたと
たんに、パワーが急に出るため、オフロードやオンロードでのスロットル操作は難しくなりました。
そのため、従来の2ストロークエンジンを搭載した、SJ30型も併売されれていました。
1987年11月には、インタークーラー装着車のジムニーが登場します。インタークーラーの追加によ
、約15馬力のパワーアップを果たしました。
ジムニー2代目 第3期 JA11V 1990年2月
軽自動車の規格が660tにアップされたため、ジムニーのエンジンもそれに合わせて作られました。前
後のバンパーも大型化され、サスペンションとダンパーの見直しも行われ、オン、オフともに操作性をア
ップさせました。
2代目 第4期(1995年〜1998年) JA12 JA22
このモデルでは、ジミニー史上初のサスにコイルスプリングを採用し、さらなる走破性を向上させました。
3代目(1998年〜) ( JB23W )
ジムニーの三代目は、軽自動車の規格改正に伴いフルモデルチェンジされました。デザインはそれまでの角
型から丸みを帯びたものに大きく変更され、車体サイズも拡大されました。
ジムニーは新車価格も軽自動車のなかでも高く、そのため、若い世代のジムニーファンは中古車のジムニー
を探す傾向にあります。しかし、もともと中古車のジムニー自体の数が少ないため、中古車相場も全体的に
高めの傾向にあります。幌のタイプのジムニーなどは現在スズキでも製造していないので、驚くような高値
で中古車相場に出てくる事もあります。(逆にパノラマミックルーフタイプのジムニーは少し安めの価格で
中古車市場に出る事もあります。)
そうやって手に入れた、中古のジムニーに自分のすきなパーツを組んだりして、ジムニーでの走行を楽しむ人
たちが増えているようですね。